長期優良住宅の認定基準は、家が長持ちするうえで欠かせない雨仕舞いについては明確に触れられていません。そこで、長持ちする家にふさわしい雨仕舞いのポイントとは何か?について、住宅の雨仕舞いに詳しい玉水新吾氏と共に全5回の記事にまとめ、ユーザーサポートクラブ会員で共有をしてきました。
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長持ちする家や、断熱気密性に優れる家が求められていますが、そこに密接に関わる雨仕舞いの重要性は、意外に語られません。例えば、長期優良住宅の認定基準も、雨仕舞いについて明確には触れていません。 パート1では「なぜ雨仕舞いが大切なのか」の基本を再確認してみます。
雨仕舞いという視点で見ていると、街中には雨漏りが心配な屋根を載せた住宅が少なくありません。 パート2では、屋根の雨仕舞いの基本をおさらいしつつ、特に注意すべき点をまとめました。また、ストック時代にふさわしい『屋根通気層』にも触れてみます。
外壁の内側に隠れる二次防水は、目視による通常の検査では確認できません。それだけに、まずは外装材のメンテナンスサイクルの目安とされる30年を意識した二次防水を、新築当初に計画しておく必要があります。 長期優良住宅の場合は、将来のメンテナンス計画を立て、定期的に検査を実施します。
昔から、バルコニーは「雨漏りの宝庫」と言われるほど、漏水リスクの高い部位です。特に、最近の住宅は、建物本体と一体化させたバルコニーが多く見られ、以前にも増して、慎重な雨仕舞いを心掛けないと、長期間にわたって品質を維持できない恐れもあります。
今回は、実際に透湿防水シート工事中の現場を訪ねました。 香川県高松市を拠点に、外装工事を手掛ける(株)チバ建装の千葉龍生さんは、「一滴の雨も漏らさない」というプライドをもって雨仕舞いを追求してきた達人です。独自に追求してきた施行は、とても丁寧で、細部に様々な工夫も凝らされています。
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