印刷用メディア・デザインCONSUMER & DESIGN

ご留意事項/FAQ

印刷加工上のご留意点

  1. タイベック®にはスムース面とラフ面があります。ハードタイプのスムース面は滑らかで、ラフ面は少しザラザラしています。ソフトタイプのスムース面は点状の突起が並んでいます(ソフトタイプの面の判別法はこちら)。

    タイベック®ソフトタイプのスムース面/ラフ面

    スムース面

    別称:リネンサイド

    滑らかな触感で、点状の凸が並んでいます。
    印刷には、スムース面を推奨します。

    ラフ面

    別称:リブサイド

    ザラザラした触感で、点状の凹が並んでいます。
    ラフ面に印刷すると、凹(エンボス部分)にインキが入らない場合があるのでご注意ください。
    スムース面
    ラフ面
    印刷用の品番は、両面にコロナ放電処理と帯電防止処理を施し、インキの定着性を高めています。
    但し、上記の表面形状の違いゆえ、スムース面への印刷を推奨します。

    両タイプとも印刷にはスムース面が適しています。ラフ面への印刷も可能ですが、スムース面より平滑性が劣るので、事前のテスト印刷をお薦めします。特に、ソフトタイプのラフ面は、エンボス部分にインキが入らない場合があるのでご注意ください。
    尚、弊社から出荷される原反は、外側がスムース面になるように巻かれています。
  2. タイベック®は高密度ポリエチレン製です。よって、インキに含まれる溶剤により膨潤することがあります。膨潤の程度は、印刷面積、絵柄、色数などによって異なります。印刷の前には必ずテスト印刷を行ってください。また、インキに関する詳細は各インキメーカーにお問い合わせ下さい。推奨インキメーカーはこちらよりお問い合わせ下さい。
  3. 多色機で、色と色の間に、乾燥やUV照射などの熱を与える工程がある場合、タイベック®が熱により収縮し、見当がズレる場合があります。特に大サイズの場合に顕著となりますが、UV照射が原因の場合、多くは空通しにより解決されます。尚、このUV照射による現象は、メタルハライド光源の場合に顕著であり、LEDの場合は、影響は比較的軽微です。
    また、タイベック®は125℃前後で収縮が顕著となります。
  4. タイベック®はフィルムや紙よりも厚みムラがあり、同時に圧縮性がありますので、印圧を上げ過ぎるとひずみによる見当不良、ダブりなどが発生します。必要以上の印圧をかけないようにしてください。

よくあるご質問

Q.印刷用のタイベック®は、どの品番ですか?また、一般的なタイベック®と何が違いますか?

対応品番は、こちらを御覧下さい。
印刷用のタイベック®は、両面にコロナ放電処理と帯電防止処理を施し、インクの定着性を高めています。そのため、他品番に比べ、耐水圧に劣ります。

Q.タイベック®の印刷手法は、どのようなものがありますか?

UVオフセット印刷、UVインクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、ラテックス印刷が可能です。対応する品番はこちらをご参照下さい。
また、コート加工したタイベック®は、インクジェット(溶剤)、インクジェット(水性・顔料)、レーザープリンターに対応可能です。詳しくは、こちらからお問い合わせ下さい。

Q.タイベック®に表裏はありますか?

表裏とは呼んでおりませんが、スムース面とラフ面がございます。詳しくはこちらを御覧下さい。

Q.タイベック®は、コピー機やレーザープリンターで使用できますか?

コート加工したタイベック®は、レーザープリンターにも対応可能です。
ただし、印刷内容、用途、プリンター機種 等により、印刷品位が異なります。
また、一般的なコピー機は非推奨です。詳しくはこちらよりお問い合わせください。

Q.インクジェット用のタイベック®はありますか?

ございます。詳しくはこちらをご覧下さい。

Q.熱転写用のタイベック®はありますか?

ございません。

Q.タイベック®は染色できますか?

残念ながら、ポリエチレン製の為、染色は出来ません。
色/柄が必要な場合は印刷でご対応願います。